高血圧克服、改善する事は介護予防の第一歩です。

介護予防チェック

2006年度より全国の自治体では、65歳以上の高齢者を対象に「基本チェックリスト」を用いた「生活機能の評価」が行なわれています。

 

ここでは要介護状態になる可能性を判定して、それが高い場合には、市区町村にある地域包括支援センター等から、必要な介護予防プログラム(@運動器の機能向上A栄養改善B口腔機能の向上、など)が紹介されます。

介護予防プログラム

高齢期における筋肉の減少と筋力低下(筋力減少症)が、日々の生活機能の低下に大きく関わることが最近注目されています。

 

そこで、運動器の機能向上プログラムでは、身体の虚弱化や転倒を防止する為に足腰の筋肉の柔軟性をつけて、筋力を高めることに主眼を置きます。

 

具体的には、ふくらはぎやアキレス腱、太ももの後ろを伸ばしたり、かかと上げ、軽い屈伸、脚の後ろ上げなどをイスや机につかまりながら行ないます。こうした運動は、息をこらえて力んだりしないで、ゆっくりとゆっくりした気持ちで行なうことが大切です。

 

栄養改善プログラムは、栄養相談・教育、配食サービス、食事づくり・会食などを通じて、単調になりがちな食生活を見直して、さまざまな栄養素を摂ってたんぱく質やエネルギーの不足を改善し、低栄養状態の予防をめざします。

 

口腔機能向上プログラムでは柔らかいものばかりではなく、何でも食べられるように、顎の筋力などの噛む力の強化や、飲み込み機能の訓練を図り、ノドでの食べ物のつかえを防ぎます。

 

日々の生活の中に、このような介護予防プログラムを取り入れながら、生活機能の維持・向上に努めて、健やかで生き生きとした人生を過ごしましょう!