老年症候群とは?
年齢を重ねるにつれて、身体的な能力や精神的な機能はある程度低下しますが、何もしないでいると知らず知らずのうちに心身の衰えが進行して、日々の「生活の質」の低下を招いてしまいます。
このような状態を「老年症候群」と言います。
生活に必要な体力全体の衰え(生活機能低下)を中心に、転びやすくなる、偏った食事から低栄養状態になる、食べ物が噛みにくく飲み込みにくくなる、うつ状態や認知機能が低下するなどの症状が見られます。
これらは、必ずしも病気によるものではありません。その多くは適切な対処法によって予防は可能であり、70歳、80歳になってからでも十分に間に合います。